2011年9月8日木曜日

is01 microUSB-18芯(充電器)変換ケーブル 断線

前日まで元気に充電していた microUSB-18芯(充電器)変換ケーブル を差し込んでも充電ランプがつかなくなってしまったので、悩んでみた。
充電器からUSB側のコネクタ部分を折り曲げたりすると充電ランプがついたりしたので、おそらく断線だろう、という結論に達した。しばらくの間、(100円ショップの)Xperia用のUSB充電ケーブルで我慢した。

そのままでも困るので、ネットで純正品を探したが、http://auonlineshop.kddi.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=2191

のものが一番近い。なんでこんなに高いのだろう。これを買うのであれば、http://www.amazon.co.jp/microUSB-AC%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%99%A8-au-BK-RBJAG71/dp/B004CJKJFQ
の方が至極合理的である。直販でも、http://auonlineshop.kddi.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=2450
の方が格安感があるが、冷静に高い。

そこで、断線しているであろうコネクタ部分を開けてみた。
ねじを外し、接合部にツメを突っ込み、こじ開けると…。
見事に赤色のケーブルが断線していた。結構固いケーブルなので、充電時の角度によって配線に無理な力がかかり、破断したものと判断される。こんなものが1,000円を超える製品だなんて、我が目を疑ってしまうわな。至極単純な製品で、充電ケーブルからは2箇所しか接点はない。当たり前と言ったら当たり前ではあるが、もうちょっと良心的な価格で販売できないのであろうか。到底1000円の製品ではない。200円でよい。

修復には半田ごてが必須である。まず、断線した部分の半田付け部分を半田ごと取り除く。
次に、このまま断線したケーブルの被覆を剥がし半田付けすれば普通は終わりなのだが、この製品は配線をぎりぎりに作っておりそれではコネクタケースが装着不可能であるので、半田付け部分の配線を延長してあげなければいけない(このぎりぎりの設計が断線の直接的な原因である。使い方ではない。)。
そこで、廃棄LANケーブルを解体し、一本の針金を取り出して、7mmくらいに切断。それを基盤の当該部分に差し込み、基盤裏から半田付けを行いさらに表面に半田を盛った。
この盛った半田の部分に断線したケーブルを溶かし込んで余分な配線部を曲げてショートの心配を極力排除した上でケースに格納した。

最後に導通試験を行い、OKとなった。1,000円は使わずに済んだ。しかし、もうちょっとまともな設計はできないものか。中国製だから品質が悪い、といえばそれまでだが、商品取引上の信義というものがあるだろう。KDDIはS社と比べればマシだと思うが、こういう細かい部分も必要だよな。