2014年1月27日月曜日

Aero Glassがやって来た…

先日、マザーボードを変えた改造版FMV-W600は一応FeForce FX 5200を積んでいるのでAero表示ができる。Pen4の機械ではあるけれども。富士通のケースではもはやなく、自作機ケースの中に入っている。
その隣に、やはりPentium4の機械が鎮座している。モニタの表示不良でGeForce自身も取っ払っていたが、どうしてもAeroがやりたかったのでいろいろ探していたところである。
本日、わけ合って一日休暇だったのだが、食器洗いと洗濯を行い昼までに主夫業が完了したのでハードオフに寄ってみたら、AGPのNVIDIAがあるではないか。早速買っておいた。
このマシンの型は『AX4SG-UL』である。この機械は大変すばらしいし電解コンデンサも丈夫なままであるが内蔵されている電池(CR-2032)が『…』である。
AX4SG-ULはチップセットにヒートシンクが付けられているのだが、固定金具が数年前からぶっ飛んでしまっており、その修繕から始めた。まあ、今までは両面テープ(笑)でくっついていたから、それに比べればいいと思うが、その固定金具の半田付けも相当難しい。貫通せず、さらに2時間ほどを費やしてひとまず金具がマザーにくっついたのだが、ヒートシンクをくっつけたらその力に負けてしまい、金具はどこかに行ってしまった。
で、再挑戦。今度はちょっと微妙ではあるが、何とか抜けない程度のものになったようだ。
実はこれ、金具がとれてからというもの両面テープでくっついていた代物である。
で、GeForceをAGPに入れて電源ONしたところである。悲願かなって…(笑)。

2014年1月18日土曜日

I・O DATA LCD-A193Vを修理してみた(笑)

さて、今週の課題は、『I・O DATA LCD-A193V』である。3年ほど前まで嫁がメインPCのモニタとして使用していたが、GeForce FX 5200 ではそのうち映らなくなりビデオボードを外してマザーボードに直つなぎしていて使用していたもの。そのときはモニタ不調だとは思わなかったがそのうち『自動調整中』が頻繁に出るようになり、で電源も入りにくくなり、映ってもすぐに入力が途切れ『画面真っ暗』になってしまい、でも何度か電源SWを押し直すと無事に映っていたので、そのままにしていた。
しかし、ここ一ヶ月ほど電源が入らない状態が続いたので、修理を決意した。
さて、モニタの分解はつらいものである。最近のノートPCでもそうであるが、『ツメ』がきついのである。傷をつけず取り外しができる名人もいるらしいのだが、使い古しのモニタなどそんなに傷ついても全然かまわないので、マイナスドライバを差し込みこじ開けていった。
二時間ほど格闘した後、やっと本体電源基盤とVGA基盤にアクセスできるようになった。それがこの写真である。
 
画面下の赤丸で囲った部分が液漏れコンデンサである。液漏れにより天井部分が変色しているのを確認できる。
 
そこで基盤を切り離した後、ハンダごてを使用し電解コンデンサの『摘出作業』にとりかかる。
電解コンデンサ撤去後、ふさがった穴は『爪楊枝大作戦』により、無事貫通。
続いて、新しい電解コンデンサのリード部分を穴に入れ、ハンダ付け。この作業も比較的うまくいったが、一つ、パターンが密集している部分でハンダがうまく流れず、うまく流れたらどかっとハンダの山となってしまった。当方、幼少の時から実はハンダごてを握っており、ハンダの魔術師ともいわれていたガキである。本当はかなりハンダ付けがうまい。その頃の経験を生かし、その山を溶かしながら基盤を床に『コトン』とぶつけてみたら、なんと、うまく流れずほかのパターンをつぶしているではないか。これはハンダごてでなぞることにより、無事復旧した。→ さすがに6石スーパーラジオとはパターンの密集度が違うことを自覚。
で、長すぎるリードを切断しようと思い、ラジオペンチを突っ込んでたらいやな感触があったので、再度確認してみたら、足の一本およびそこのパターンが基盤から剥離している…。これも、再度ハンダを流し込むことで復旧した。
で、換装後の写真。赤く囲った部分が新しい電解コンデンサである。
 
 
取り外した基盤の取り付けも無事に終わり、通電テストも完了。最初、電源が入らず『???』で『やっぱダメ?。恐るべしアイ・オー。』と思ったのだが、VGAのコントロール基盤と電源基盤とをつなぐケーブルを接続していないことに気づき、再接続し、無事に電源投入が完了した。
で、再度、筐体組み立てを行い再設置へ。
 

 
スピーカー出力も問題なし。やっと、今回の戦いが終わった。しかし、岩崎良美は俺が中一の時、成績が良すぎる俺に(その後没落笑)ご褒美で買ってくれたAIWA CS-75でよく聞いていた覚えが…。

 参考までに、取り外した電解コンデンサを俺の指とともに記念写真。同様の症状の方は日本製を是非入手して自己の責任のもとチャレンジしていただきたい。
比較的調子よくなったLCD-A193Vであるが、液晶上部に今回微妙な色シミのあることを確認した。これは放置するしかないが、もう10年近くになると、いろいろ不具合がでるんだな。


2014年1月14日火曜日

富士通 FMV-W600のマザーボードの電解コンデンサ交換

愛機でかつFMV-W600のマザーボードが壊れてしまい、電源が入らなくなってしまった。しばらく放っておいたら、なんとマザーボードのイーサネットのところのLEDがパカパカと点滅していたので、これは…ってなことで、電源ON!!!。二秒ほどしたら、見事に『パン!』と破裂音がして、普通はここで昇天…となるのだが、不思議とこのマザーボード、無事に起動するようになった。
しばらくはこのまま使っていたのだが、さすがに電解コンデンサが『爆発』状態というのは精神衛生上、気分が悪い。一念発起し、電解コンデンサを交換することにした。
とりあえず、破裂した電解コンデンサを確認、105℃、16V、1500μFって書いてあるぞ。これをパーツ屋で仕入れればいいのか。ってなことでパーツ屋へ。しかし、同容量のものは手に入らず、仕方なく16V、2200μFを買ってきた。まあ、耐圧は高いものでもこの世界いいらしいのだが、容量は極端に高いと駄目らしい。ちょっと不安だが、電源周りで使われるものならちょっとぐらい高くてもいいらしいので、まあ、ちょっとばかり高いがよしとした。
帰宅後早速作業に取りかかった。細かい世界であるし、工具もろくになく、破裂コンデンサを引き抜くのも手間である。ラジオペンチで電解コンデンサを引き抜いた後、半田ごてで基盤部分を加熱しながらリードを抜く作業でも、一時間くらいかかった。20W~30の半田ごてでは全く話にならない。80Wくらいのもので一気に温め、ラジオペンチで一気に引っこ抜いた。
さらに、新しい電解コンデンサを基盤に取り付ける作業もなかなか難しい。何しろ、破裂コンデンサを引っこ抜いた後、基盤にハンダが残り、穴がふさがってしまっている。これは温めながら爪楊枝とかで貫通させればいいらしいのだが、そんな芸はつゆ知らず、まち針をぶっさしてハンダを散らしながら新しいリード線を突っ込む作業を繰り返した。
書き忘れたが、再度PCの配線作業をするのも疲れるので配線はほとんどすべて残したままの作業であった。これが手こずる原因でもあるのだが、まあ、しょうがない。
2時間ほど格闘して、やっと2本のリードが裏面に貫通したので、そこでやめておいた。かなり、部品が浮き上がった状態ではあるが、ショートもしそうにない位置なので、これもこれでよしとした。
で、再度組み立て、電源ON。起動!!。けっこううまくいったぞ。ご臨終になる前の状態では、ファイルアクセスもちょっと???な状態だったが、修理後は『昔こんなだったな』という感じで、軽快である。

さて、今回、開けてみて、ほかの部分の電解コンデンサも多少いかれている感じが見受けられた。
6.3V、2200μFの電解コンデンサ、1本は膨らみ、1本は天板部分からの液漏れが見られる。実はこの部分も換えようと思い、10V、2200μFの電解コンデンサ(こちらはPC用)も仕入れてきていたのだが、根性がなく次の機会とすることにした。

次は電源の入らなくなったLCD-A193Vの電解コンデンサの交換を行う予定。